第7回2月22日(土)上映作品紹介

2013.12.10 Tuesday


<2月22日(土) メインスクリーン  (ホール上映 定員80名)


◆10:00 『風のなかで  むしのいのち くさのいのち もののいのち』

        2009年/ 78分 監督:筒井勝彦  ※上映後、監督舞台挨拶の予定

    
 
東京都杉並区の住宅街。今も武蔵野の面影を残す屋敷林に佇む中瀬幼稚園。
子どもたちを取り巻く社会環境が激変しても、ここでは子どもたちの“いつもの遊び”
が繰り返されている。その姿は子どもたちだけではなく、現代を生きる私たち大人に、
真に大切なものは何であるかを深く問いかけてくれる。卒園までの一か月、早春の風
の中を軽やかに駆け回る子どもたちの“いのちの輝き”を描いたドキュメンタリー映画。
公式サイト http://www.youtube.com/watch?v=3hrU9i3NSZw


◆12:00 『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』

        2013年/ 105分 監督:金 聖雄  ※上映後、監督舞台挨拶の予定

     
 
1963年埼玉県狭山市でおこった女子高生殺害、狭山事件。映画は50年、殺人犯とい
うレッテルを背負いながら泣き、笑い、怒り、それでも日々を凛と生き抜く石川一雄
夫妻に3年間寄り添った。「不運ではあるが不幸ではない!」。
まっすぐに歩む石川さんの生き方は「幸せとは」「友情とは」そして「正義とは」…。
さまざまなことを私たちに問いかける。
公式サイト http://sayama-movie.com/


◆14:30 『阿賀に生きる』

         1992年/ 115分 監督:佐藤真  ※上映後、撮影:小林茂挨拶の予定

      
 
新潟県の大河である阿賀野川。山や田んぼを守り続ける老夫婦、名人と呼ばれる餅つき
職人、最後の舟大工。新潟水俣病という社会的なテーマを根底に据えながらも、そこか
らはみ出す人間の命の賛歌をまるごと収め、世界中の名だたる映画祭から絶賛され、最
高賞をつぎつぎ獲得。福島原発崩壊後、リバイバル公開された伝説的な作品。
【日本映画撮影監督協会(JSC)推薦作品】

公式サイト http://kasamafilm.com/aga/


◆17:10 『天に栄える村』

         2013年/ 106分 監督:原村政樹  ※上映後、監督舞台挨拶の予定

      
 
福島県天栄村は6000人ほどの小さな村。村人たちは、恵まれた自然環境を大切にして農業
を営んできた。農家グループ、天栄米栽培研究会は日本一おいしい米作りをめざし、コン
クールで4年連続金賞を受賞。だが、原発事故によって放射性物質が降り注ぎ、田畑は汚染
されてしまった。それでも、農家はあきらめない。この地で生き、田畑を未来へ引き継ぐ
ために。科学的な調査を元に、未曽有の環境破壊を乗り越えようとする農家たちの苦闘を追う。


◆19:00 上映作品の監督・スタッフによるトークショー
       筒井勝彦、金 聖雄、小林茂、原村政樹、高橋愼二、三浦淳子(予定)


<2月22日(土) Bスクリーン (会議室上映 定員30名)

◆12:30 『空とコムローイ 〜タイ、コンティップ村の子どもたち』

         2009年/90分 監督:三浦淳子  ※上映後、監督舞台挨拶の予定

      
 
タイの最北端の街メーサイで、山岳民族アカ族の子どもたち150人が、家族のように暮らして
いる。その子どもたちと、 約30年にわたって彼らを見守ってきたイタリア人神父ペンサさん、
お母さんのようなタイ人ノイさんとの出会いを描いた。麻薬や売春、エイズの危険にさらされ
ながらも、自尊心をもって生きようとする子どもたちの輝きは、隣人と共に生きることを私た
ちに問いかける。京都国際子ども映画祭グランプリ受賞。
公式サイト http://www.tristellofilms.com/scom.html


◆15:00 『破片のきらめき』

         2008年/ 80分 監督:高橋愼二  ※上映後、監督舞台挨拶の予定

      
 
複雑になってしまった現代社会、さまざまな理由で精神科病院に来る人たちがいる。社会から
遠ざけられた人たちが創作活動を通して真剣に生きている姿をカメラは10年にわたって見つめ
てきた。友情、涙、笑顔…、さまざまなドラマの中で人間が生きることの意味を見つめた感動
のドキュメンタリー。ヴズール国際アジア映画祭【仏】で圧倒的な支持を得て観客賞(ドキュ
メンタリー部門最優秀作品賞)を受賞。吉行和子がナレーションを務める。
公式サイト http://www.geocities.jp/hahennokirameki/

第7回2月23日(日)上映作品紹介

2013.12.10 Tuesday


<2月23日(日) メインスクリーン (ホール上映 定員80名)

◆10:00 『シバ ―縄文犬のゆめ―』

       2013年/ 99分 監督:伊勢真一 ※上映後、監督舞台挨拶の予定

     
 
柴犬の祖先は、日本犬の中で最も古くから我が国に生息していたと言われている。
天然記念物 柴犬保存会のリーダー・照井光夫さんをはじめ、縄文犬とよばれること
もある「シバ」と共に生きる人々の姿には、人と犬との深い愛情、そして太古から
続く「いのち」の巡りが映し出されていた。縄文の「いのち」の記憶を生きるシバ
と、犬を愛する人々が織りなすファンタジーのようなヒューマンドキュメンタリー。
公式サイト http://www.isefilm.com/


◆12:20 『長嶺ヤス子 裸足のフラメンコ』

        2012年/ 85分 監督:大宮浩一 ※上映後、監督舞台挨拶の予定

     
 
日本のフラメンコの先駆者で世界的ダンサーとして知られる長嶺ヤス子の素顔に迫る。
長嶺は東日本大震災から間もなく、直腸癌に倒れるが、その1か月後には復帰し、ステ
ージで踊りを披露してみせる。また、華やかな舞台とは対照的に、静かに油絵を描き、
100匹以上の捨て犬・捨て猫を、愛情をもって世話する。カメラは、多彩で奔放な彼女
の“いま“とこれまでを映し出し、比類なき“長嶺ヤス子の世界”が描かれていく。
公式サイト http://hadashinoflamenco.com/


◆14:25 『美しいひと』

        2013年/ 116分 監督:東 志津 ※上映後、監督舞台挨拶の予定

     
 
日本に原爆が投下されてからおよそ70年。あの惨禍を経験した最後の世代の人たちが、
今、人生の最終章を迎えている。彼らはあの日、何を見たのか、原爆後の人生をどう生き
たのか。日本人被爆者だけでなく、今まであまり語られることのなかった韓国人被爆者や、
捕虜として被爆したオランダ人元兵士らとの対話を通して、原爆とは何か、戦争とは何か、
人間とは何かに迫る渾身のドキュメンタリー。
   公式サイト http://utsukushiihito.jimdo.com/

◆17:00 『壊された5つのカメラ パレスチナ・ビリンの叫び』

        2011年/ 90分 監督:イマード・ブルナート/ガイ・ダビディ
  
     
 
ビリン村で農業を営むイマードは、四男の誕生を機にビデオカメラを手に入れる。
2005年、イスラエル軍が村の中心に「分離壁」を築き、耕作地の多くが奪われる。イマ
ードは息子の成長とともに、イスラエル兵や非暴力のデモを続ける村人の姿を克明に記録
する。銃弾と暴力で何度もカメラを壊されながら生まれた本作は、世界各国で大きな注目
を集めている。アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭観客賞・特別賞、他受賞多数。
公式サイト http://urayasu-doc.com/5cameras/


◆18:30 上映作品の監督・スタッフによるトークショー
                  伊勢真一、大宮浩一、東 志津、飯田基晴 (予定)


<2月23日(日) Bスクリーン (会議室上映 定員30名)

◆13:00 『眠れ蜜』


        1976年/100分 監督:岩佐寿弥  ※岩佐寿弥監督追悼上映、関係者によるトークあり

     
 
詩人・佐々木幹郎がシナリオを書いた本作で、岩佐寿弥はフィクションとドキュメンタリ−
という映画の既成概念を解体した。全3部に別れたオムニバス映画を、「若」「熟」「老」、
3つの世代に属する3人の“女優”がそれぞれ「自分自身」という役柄で演じる。中原中也、小
林秀雄らとの恋を遍歴した「老」の世代の主役・長谷川泰子の存在感はすごい。女の一生は
ドラマであり、そのドラマこそが実人生であることがわかる。

映画祭ボランティア募集!

2013.12.10 Tuesday

この映画祭は、ドキュメンタリー映画の監督と、ドキュメンタリー映画を愛するボランティアが、大倉山記念館に集まって、知恵を絞って運営しており、今年も当日お手伝いいただけるボランティアを募集しております。
皆様の応援をいただき、さらに映画祭を充実させてまいりたいと思っております。
ご協力の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。

☆お仕事は受付、会場整理、グッズ販売、撤収などです。
☆お時間の許す範囲で結構です。お昼、お弁当を用意しております。
☆ご覧になりたい映画があれば、できる範囲でご覧いただけるようにしたいと思っておりますので
   ご希望をお知らせください。(必ずしも、すべてご希望にそえるとは限りません)
☆お申込みは、電話、FAXまたはメールで、以下の内容をお知らせください。
折り返し確認のご連絡を差し上げます。わからない事があれば、何なりとお問い合わせください。

○お名前
○お電話番号                     
○ご住所 〒                                             
○メールアドレス                      
○お手伝いいただける時間
 22日 時 分 〜 時 分(集合9時〜終了19時半)
 23日 時 分 〜 時 分(集合9時半〜終了20時)
○ご覧になりたい作品

お申込・お問い合わせ
     Email:ookurayamaeiga@yahoo.co.jp
     電話:080-3542-8759(実行委員会) 
     FAX:045-434-9270

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