3月23日(土)メインスクリーン上映作品(ホール上映 定員80名)

2013.02.19 Tuesday

10:00  「カンタ!ティモール」2012年/110分 監督:広田奈津子
日本からまっすぐ南、常夏の美しい島ティモール。偶然出会った青年が教えてくれたある歌に導かれるままひとつの旅が始まった。
何百年にもわたる植民地支配、戦争、侵略という苦難を受け、 不可能と言われていた独立を成し遂げた東ティモールの、その後の姿を記録した音楽ドキュメンタリー映画。
http://www.canta-timor.com/

12:30 「さなぎ〜学校に行きたくない〜」   2012年/103分 監督:三浦淳子
小学一年生の時、不登校になった愛ちゃんが仲良しの友達と遊びながら、家族と長野の美しい自然につつまれて、次第に生きる力を取り戻していく姿を描いたドキュメンタリー。
四年生になって、再び元の教室に戻ってからは学校が楽しくなって、六年生では生徒会長になり・・・人間には、すくすくと成長する力が生まれながらに備わっている。そう信じて、不登校を乗り越えていく愛ちゃんとお母さんの心の軌跡が描かれる。
http://www.tristellofilms.com/sanagi/

14:45 「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」   2013年/104分 監督:宍戸大裕 
大津波に襲われた宮城県石巻市。原発事故に翻弄されつづける福島県。東日本大震災では犬や猫、牛などの動物たちも被災した。動物たちが伝える無言の声、その声に耳を澄まし動きだす人々。
被ばくした牛たちを生かすべきか否か?
別れ、再びめぐり逢ういのちといのち。3・11後の被災地で動物と人々が過ごした日々を見つめる。「犬と猫と人間と」の監督飯田基晴がプロデューサーとして製作を指揮。
http://inunekoningen2.com/

16:45 「飯舘村 第1章 故郷を追われる村人たち」  2012年/75分 監督:土井敏邦
福島県飯館村。阿武隈山地に位置する標高220〜600mの高冷地で6200人が暮らす純農山地。
この美しい村に、2011年3月の福島第一原発の事故によって原発から30キロ以上離れているにも関らず、風向きや降雪降雨の影響で大量の放射能が村に降り注いだ。
映画は、酪農家達が、生業の源であり、“家族の一員”だった牛を手放し、避難のために家と祖先が眠る墓を残したまま村を離れ、その家族が離散していく過程を4月下旬から数ヶ月にわたって描く。
http://doi-toshikuni.net/j/iitate/

18:00  上映作品の監督、三浦淳子、宍戸大裕によるトークショー
       ※土井敏邦監督、広田奈津子監督はスケジュールの都合によりトークショーは不参加となりました。

第6回 大倉山ドキュメンタリー映画祭概要

2013.02.19 Tuesday

2013年3月23日(土)〜24日(日)

大倉山ドキュメンタリー映画祭は、普段見る機会の少ない自主制作のドキュメンタリー映画を、多くの方に親しまれている横浜の大倉山記念館で上映する映画祭です。

<上映作品ラインアップ>
「カンタ!ティモール」
「さなぎ〜学校に行きたくない〜」
「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」
「飯舘村 第1章 故郷を追われる村人たち」
「逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者」
「隣る人」
「傍 〜3月11日からの旅〜」
「オロ」 OLO.The boy from Tibet
伊勢真一の仕事(短編3作品)
ドキュメンタリー映画の生まれるところ(多摩美術大学関連 短編7作品)
「戦ふ兵隊」


メインスクリーンの作品は、両日とも、すべて、上映後、監督によるトークがあります。
 ※土井敏邦監督はスケジュールの都合により不参加となりました。

<大倉山ドキュメンタリー映画祭実行委員会より>
今年のテーマは、「にんげん」
坂道を登ってドキュメンタリー映画を観に来ませんか?
今年も大倉山の季節、ドキュメンタリーの季節がやってきました。
もう6年目です。
マスメディアの喧噪からひととき離れ、静かにスクリーンと向き合い
「感じて」「思って」「考える」時間を過ごしましょう。
十数本のドキュメンタリー映画が、皆さんとの出逢いを心待ちにしています。 

会場:横浜市大倉山記念館(東急東横線・大倉山駅下車 徒歩8分)
主催:大倉山ドキュメンタリー映画祭実行委員会
共催:横浜市大倉山記念館

3月24日(日)メインスクリーン 上映作品(ホール上映 定員80名)

2013.02.19 Tuesday

10:00 「逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者」 2012年/74分 監督:飯田基晴 
東日本大震災で、障害を持つ人々に何が起きたのか?障害ゆえに、地震や津波から身を守れず、また必要な情報も得られない…。多くの障害者が避難をあきらめざるを得なかった。そうしたなか避難所に入った障害者を待ち構えていたのは…。
大震災に翻弄される障害者と、その支援に奔走する人々の、困難の日々。マスメディアでは断片的にしか取り上げられない、被災地の障害者を取り巻くさまざまな課題や問題点が浮かび上がる。
http://www.j-il.jp/movie/

11:45 「隣る人」
 2011年/85分 監督:刀川和也
親と暮らせない子どもたちと、隣り合う保育士たち。そして、子どもとふたたび暮らすことを願う親。ある児童養護施設の日常を追う8年間のドキュメンタリー。
様々な事情で親と一緒に暮らせない子どもたちが「親代わり」の保育士と生活を共にしている。本来、親から無条件に与えられるはずの愛情だが、子どもたちにとっては競って獲得しなければならない栄養素。壊れた絆を取り戻そうと懸命に生きる人々の、平凡だけど大切な日々の暮らしは今日も続く。
http://www.tonaru-hito.com/

13:30 「傍 〜3月11日からの旅〜」 2012年/115分 監督:伊勢真一
東日本大震災のちょっと私的なヒューマンドキュメンタリーは、宮城県亘理町に暮らす友人のミュージシャン苫米地サトロの安否を尋ねた旅から始まった。宮城から福島へそして宮城へ、被災地の被災者の傍での一年。
それは無慈悲な仕打ちを前にした「いのち」に寄りそうことだった。友人たちの、逝ってしまった一人ひとりの、ただ祈る人々の傍で、おずおずとカメラを回し続けて残されたささやかな記憶の束を手渡したい。春が来て、夏が来て、秋が来て、再び春は来る。
http://www.isefilm.com/

15:50 「オロ」 OLO. The boy from Tibet 2012年/108分 監督:岩佐寿弥
どんな時代、どんな民族も、おとなはこどもに未来を託してきた。受難がつづくチベットも例外ではない。「しっかり勉強するんだよ」と母親に背中を押されこの映画の主人公オロがチベットから亡命したのは6歳のとき。
いまインド北部の町ダラムサラで、チベット亡命政府が運営するチベット子ども村に寄宿し、学んでいる。「なぜ母はぼくを異国へ旅立たせたのだろうか」。自力でその答え=生きる道を探し求めるオロの姿を見つめる。
http://www.olo-tibet.com/

17:40 上映作品の監督、飯田基晴、刀川和也、伊勢真一、岩佐寿弥によるトークショー

3月23日(土)Bスクリーン 上映作品(会議室上映 定員30名)

2013.02.19 Tuesday

『ドキュメンタリー映画の奥行き』
ドキュメンタリー映画の多様性に目を向けてみよう。
様々な広がりに触れてもらうための秀作をBスクリーンで上映、監督と語り合う場にしたいと思います。 

13:00 伊勢真一の仕事
(短編3作品 各30分) ※伊勢監督トークあり
「なりわいの映画」と自作を語る伊勢真一監督の若き日の短編作品を上映、ドキュメンタリー映画を生業(なりわい)として来た日々を語る。
「津軽こぎん刺し」
−津軽・弘前の地で「こぎん刺し」再興に取り組む老夫婦の一年。
「クマちゃんがんばる」
−某自動車メーカーのセールスマンを描いたヒューマンドキュメンタリー
「信・望・愛〜孤高の洋画家小堀四郎 90才の肖像〜」
−生涯、絵を売らずに描き続けた画家・小堀四郎とその妻・小堀杏奴の世界。
http://www.isefilm.com/

15:30 ドキュメンタリー映画の生まれるところ(短編7作品) ※三浦監督トークあり
多摩美術大学上野毛で映像を学ぶ学生達の個性的な短編ドキュメンタリーを観て、その作者の話を聞くことによって、ドキュメンタリーの出発点、可能性を楽しむプログラム。同校で長く学生の指導に当たった鈴木志郎康先生の「極私的魚眼抜け」も上映。
「はるか」(村田幸代)
「11.」(甫木元空)
「存明(ありあけ)」(安東愛有子)
「昨日のきおく 今日のりんかく 明日のぼうきゃく」(花岡梓)
「海福丸」(多賀世帆)
「あのこのまばたき わたしのめまい」(佐々木綾子)

17:40 「戦ふ兵隊」
 1939年/66分 監督:亀井文夫(1908-87) ※伊勢監督・飯田監督トークあり
軍国主義一色の日本の戦時下で,陸軍省の依頼と後援により製作。
陸軍省の意図は言うまでもなく戦意高揚にあった筈だが、出来上がった映画に登場するのは疲れた兵隊ばかりであった。
それはそれでリアルな姿であった筈だが、あまりの厭戦ムードに上映禁止、亀井監督も治安維持法によって間もなく逮捕、投獄されている。

Documentary Cafe(ドキュメンタリー カフェ)

2013.02.19 Tuesday

映画祭の期間中、大倉山記念館のアンティークなお部屋で、ドキュメンタリー カフェを開催します。実行委員会の自慢のケーキ、クッキー、軽食、お飲み物をご用意しています。また、ドキュメンタリー映画のDVDや関連する書籍も販売しています。上映作品の監督と歓談する機会もありますので、おいしいお菓子やお茶とともにお楽しみください。

大倉山ドキュメンタリー映画祭公式ブログ、再スタート

2013.02.06 Wednesday

大倉山ドキュメンタリー映画祭公式ブログをこちらに移行しました。

これから、2013年3月23日(土)〜24日(日)開催の、第6回大倉山ドキュメンタリー映画祭の情報を発信していきます。
どうぞよろしくお願いします。






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