大倉山ドキュメンタリー映画祭上映作品、『眠れ蜜』、『阿賀に生きる』について
2014.02.10 Monday
大倉山ドキュメンタリー映画祭では、これまでも旧作を上映してきました。
今年は『眠れ蜜』(1976年/監督:岩佐寿弥)、『阿賀に生きる』(1992年/監督:佐藤真)を上映します。
『眠れ蜜』の岩佐寿弥監督は、昨年の映画祭で最新作「オロ」を上映し、ゲストでお越し頂いた直後に急逝されました。自由で伸びやかな作品とお人柄に実行委員一同魅了されていただけにショックでもあり、今回の追悼上映を行うことにしました。上映後には岩佐監督に縁のある関係者の方々も交えたトークを予定しています。
2月23日(日) Bスクリーン 13:00 『眠れ蜜』
1976年/100分 監督:岩佐寿弥
詩人・佐々木幹郎がシナリオを書いた本作で、岩佐寿弥はフィクションとドキュメンタリ−という映画の既成概念を解体した。全3部に別れたオムニバス映画を、「若」「熟」「老」、3つの世代に属する3人の“女優”がそれぞれ「自分自身」という役柄で演じる。中原中也、小 林秀雄らとの恋を遍歴した「老」の世代の主役・長谷川泰子の存在感はすごい。女の一生は ドラマであり、そのドラマこそが実人生であることがわかる。
『阿賀に生きる』の佐藤真監督もすでにお亡くなりになっていますが、本作は日本の映画史に残る1本です。今回は、撮影を担当された小林茂さんからお話を伺う機会でもあります。
2月22日(土) メインスクリーン 14:30 『阿賀に生きる』
1992年/ 115分 監督:佐藤真
新潟県の大河である阿賀野川。山や田んぼを守り続ける老夫婦、名人と呼ばれる餅つき職人、最後の舟大工。新潟水俣病という社会的なテーマを根底に据えながらも、そこか らはみ出す人間の命の賛歌をまるごと収め、世界中の名だたる映画祭から絶賛され、最 高賞をつぎつぎ獲得。福島原発崩壊後、リバイバル公開された伝説的な作品。 【日本映画撮影監督協会(JSC)推薦作品】 公式サイト http://kasamafilm.com/aga/
どちらも貴重な上映ですので、ぜひこの機会にご覧頂けたら幸いです。
23日曜13:00からの「眠れ蜜」を見たいです。
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