第7回2月23日(日)上映作品紹介

2013.12.10 Tuesday


<2月23日(日) メインスクリーン (ホール上映 定員80名)

◆10:00 『シバ ―縄文犬のゆめ―』

       2013年/ 99分 監督:伊勢真一 ※上映後、監督舞台挨拶の予定

     
 
柴犬の祖先は、日本犬の中で最も古くから我が国に生息していたと言われている。
天然記念物 柴犬保存会のリーダー・照井光夫さんをはじめ、縄文犬とよばれること
もある「シバ」と共に生きる人々の姿には、人と犬との深い愛情、そして太古から
続く「いのち」の巡りが映し出されていた。縄文の「いのち」の記憶を生きるシバ
と、犬を愛する人々が織りなすファンタジーのようなヒューマンドキュメンタリー。
公式サイト http://www.isefilm.com/


◆12:20 『長嶺ヤス子 裸足のフラメンコ』

        2012年/ 85分 監督:大宮浩一 ※上映後、監督舞台挨拶の予定

     
 
日本のフラメンコの先駆者で世界的ダンサーとして知られる長嶺ヤス子の素顔に迫る。
長嶺は東日本大震災から間もなく、直腸癌に倒れるが、その1か月後には復帰し、ステ
ージで踊りを披露してみせる。また、華やかな舞台とは対照的に、静かに油絵を描き、
100匹以上の捨て犬・捨て猫を、愛情をもって世話する。カメラは、多彩で奔放な彼女
の“いま“とこれまでを映し出し、比類なき“長嶺ヤス子の世界”が描かれていく。
公式サイト http://hadashinoflamenco.com/


◆14:25 『美しいひと』

        2013年/ 116分 監督:東 志津 ※上映後、監督舞台挨拶の予定

     
 
日本に原爆が投下されてからおよそ70年。あの惨禍を経験した最後の世代の人たちが、
今、人生の最終章を迎えている。彼らはあの日、何を見たのか、原爆後の人生をどう生き
たのか。日本人被爆者だけでなく、今まであまり語られることのなかった韓国人被爆者や、
捕虜として被爆したオランダ人元兵士らとの対話を通して、原爆とは何か、戦争とは何か、
人間とは何かに迫る渾身のドキュメンタリー。
   公式サイト http://utsukushiihito.jimdo.com/

◆17:00 『壊された5つのカメラ パレスチナ・ビリンの叫び』

        2011年/ 90分 監督:イマード・ブルナート/ガイ・ダビディ
  
     
 
ビリン村で農業を営むイマードは、四男の誕生を機にビデオカメラを手に入れる。
2005年、イスラエル軍が村の中心に「分離壁」を築き、耕作地の多くが奪われる。イマ
ードは息子の成長とともに、イスラエル兵や非暴力のデモを続ける村人の姿を克明に記録
する。銃弾と暴力で何度もカメラを壊されながら生まれた本作は、世界各国で大きな注目
を集めている。アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭観客賞・特別賞、他受賞多数。
公式サイト http://urayasu-doc.com/5cameras/


◆18:30 上映作品の監督・スタッフによるトークショー
                  伊勢真一、大宮浩一、東 志津、飯田基晴 (予定)


<2月23日(日) Bスクリーン (会議室上映 定員30名)

◆13:00 『眠れ蜜』


        1976年/100分 監督:岩佐寿弥  ※岩佐寿弥監督追悼上映、関係者によるトークあり

     
 
詩人・佐々木幹郎がシナリオを書いた本作で、岩佐寿弥はフィクションとドキュメンタリ−
という映画の既成概念を解体した。全3部に別れたオムニバス映画を、「若」「熟」「老」、
3つの世代に属する3人の“女優”がそれぞれ「自分自身」という役柄で演じる。中原中也、小
林秀雄らとの恋を遍歴した「老」の世代の主役・長谷川泰子の存在感はすごい。女の一生は
ドラマであり、そのドラマこそが実人生であることがわかる。
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